2010年3月26日金曜日

ギリシャ料理のお話&ほうれん草とフェッタチーズのパイ



ギリシャ料理

世界地図を開いてみると、地中海上でイタリアとトルコとの間に位置するギリシャは、西地中海料理と東地中海料理との混合されたユニークな料理を楽しむことができます。こうした地理や歴史の背景によって、独自の食文化が生まれるのですね。
ちなみにこれは去年の夏に仕事で、ギリシャのキャフェロニア島へ行ったときにとった写真。何処に行っても、ポストカードのよう・・・

青空の下、ビーチサイドでのランチにぴったりなのが、グリークサラダ。大きなサラダボールにざく切りのキュウリ、トマトや赤たまねぎ、オリーブとオレガノを加えて、混ぜる前に忘れてはならないのが、豆腐の塊のようなフェッタチーズ。


毎食何らかの形で登場するフェッタ、1997年からフェッタの名称をギリシャ産に限るとになりました。ヤギや羊のミルクから保存食として食塩水で熟成させて作られるため、強い塩味が特徴です。調理の際には、塩加減に注意しなければなりません。そのまま食べる場合は、水につけて塩抜きするのも良いでしょう。オリーブオイルに白ワイン ビネガー、レモンと黒コショウ混ぜたドレッシングで、グリークサラダの出来上がり。



ギリシャ家庭料理に欠かせないのがパイ料理。フィロという、紙のように薄いパイ生地で焼き上げます。このパイ生地を家で作るのはかなりの神業(紙業?)。ヨーロパ内のスパーでは簡単に冷凍、冷蔵ともに購入することができ、とにかく便利なこのパイ生地。何でも包んで、重ねて、巻いて、オーブンで焼くだけ。春巻きの具でアジア風に、りんごとシナモンで簡単デザート。チーズとピザソースを敷いてくるくると巻き、金太郎飴のように切って、おつまみの一品にも。いろいろな具を試してみてはいかがでしょう。







作り方のポイント
フィロ生地はとても薄いため乾燥しやすいので、手早く優しく扱いましょう。中はしっとり外はパリッ仕上げるには、パイにオイルを塗りすぎないこと。ほうれん草だけでなく、緑の葉野菜も混ぜてみては?

材料
(4-6人分)
180度(ガスマーク4)
パイ皿(直径20cm

フィロ パイ生地 125g  (10-12枚)
ほうれん草    800g
長ネギ          1束(約細6本)
ディル(ハーブ) 1カップ
ミント         1カップ
              2個
フェッタ チーズ 200g
リコッタ チーズ 250g
黒コショウ       小さじ半分
              一つまみ
ナツメグ        一つまみ
オリーブ オイル (パイ ブラシ用)



ほうれん草、ハーブは葉の部分のみ使用。長ネギは1cmに刻みます。



少量のオリーブオイル、塩、コショウ、ナツメグを加えて しんなりするまで炒めます。



卵を溶き、リコッタチーズと良く混ぜ、①と1cm角に切ったフェッタの順に混ぜ加えます。


パイ皿にオイルをブラシで塗りながら一枚ずつ5枚重ねて行く。



具を入れ、更に5枚のパイを同様に重ね、最後にはみ出たパイを中心にまとめます。


オーブンで45分焼く。







出来上がり!

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